肌のケアやアトピー緩和に効果的なハーブ
お肌のケアに用いられる天然ハーブの力
敏感肌やアトピー性皮膚炎（または軽度のアトピー体質）の場合、普段使うスキンケア用品や洗顔などには人一倍気を使いたいものです。アトピーはかゆみやだけでなく、見た目の不衛生さもあって、肌トラブルの一番の問題です。
ただ、忘れないでください。アトピーは改善・治療が可能な皮膚病なのです。
最近は薬局などで販売されている低刺激タイプの美容液や石鹸もよいものが増えてきましたが、やはり化学成分の使用が避けられないため、なかなか改善しないことも多いです。まず敏感肌の方が選ぶなら、オーガニック成分だけで作られた自然原料のスキンケア製品を選ぶべきです。
当コラムでは、オーガニックスキンケア製品でよく使われる、肌に効果的なハーブをご紹介します。
アロエ
これは昔から有名ですよね。火傷や湿疹に効果があるほか、乾燥肌や乾燥に伴うかゆみにも有効です。
アロエにはキダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエなどの種類があり、炎症を抑え新陳代謝を正常にすることから、美肌効果が期待できます。その他、腸内をきれいにしたり胃の粘膜を保護したりといった身体の中での働きも大きいハーブです。
アロエには実に200種類もの有効成分が含まれています。アロエの原産地は砂漠や乾燥地帯であるため、その厳しい環境の中でも生き抜けるように、葉にたくさんの養分を蓄えているからだとされています。
アロエの主成分のひとつは、葉のゼリー質に含まれる多糖体です。
多糖体というのは、たくさんの糖がつながって形成されている糖質成分です。糖質には粘性があり、これが保湿成分となってお肌の潤いを守ったり、胃腸の粘膜に作用します。
このほかにも、殺菌作用のあるアロエチン、抗腫瘍性のはたらきがあるアロミチンやアロエウルシンなど、天然の有効成分が豊富に含まれています。
栄養価も豊富で、ビタミンA・ビタミンB1・B2・B6・B12・ビタミンC・ビタミンEなどのビタミン類や、カリウム・鉄分などのミネラル類も含む、美肌の天然素材です。
カモミール
カモミール（カミツレ）は4000年以上前のバビロニアですでに薬草としての効果が発見されていて、ヨーロッパなどでは代表的な医療用ハーブです。
カモミールは開ききる前の花の部分を摘んで、乾燥させたものをハーブティーとして飲むほか、精油や抽出したエキスを肌ケアに用いるなどの使い方が一般的です。
その効果の中でも最も注目されるのが、優れた抗炎剤としての効果です。にきびや湿疹、皮膚炎、日焼け、火傷など、あらゆるお肌の炎症に効果を発揮します。
カモミールの精油成分であるα-ビサボロールには、抗炎症・抗菌・抗アレルギー作用があり、保湿効果もあることから、自然原料の化粧品などによく使われています。
そのほか高血糖値での血液中のたんぱく質の変性を防ぐ効果もあり、糖尿病・心筋梗塞・アルツハイマー・肌のシミやシワなどの予防に効果があるとされています。そのためサプリメント等にも用いられることも多いハーブです。
センテッドゼラニウム
センテッドゼラニウムは別名ニオイゼラニウムとも呼ばれ、葉がとてもよい香りがすることから香水や香料などによく用いられてきました。
仲間にローズゼラニウムやレモンゼラニウムなどがあり、クッキーなどのお菓子の香りづけにも用いられます。
ローズゼラニウムの精油は緩和鎮静剤としての効果が高く、神経痛などの緩和にも古くから用いられてきました。
このほか近年では、抗菌・抗炎症・肌の弾力回復作用なども認められ、乾燥肌・湿疹・火傷などのさまざまな皮膚疾患に効果があります。炎症やアレルギー体質のお肌にも安心して使えることから、オーガニック化粧品などで使用されています。
ヒザ裏美人では、オーガニックスキンケア化粧品としてネオナチュラルの化粧品をおすすめしています。
ネオナチュラルでは、「食べられるほど安全であるべき」だという考えのもと、化学成分を一切排除し自然素材のみを使った敏感肌用化粧品を製造しています。無農薬・有機栽培にこだわり、実際に原料となる植物を生産している農家と協力してつくる化粧品は、アレルギー体質などの敏感肌や、お肌の免疫力が弱い赤ちゃんにも安心して使えるものです。
歌手の浜崎あゆみさんや美容家の吉川千明さんの著書をはじめ、多くのメディアでも取り上げられています。
「池田さんの石鹸」の愛称でおなじみのネオナチュラルの石鹸は、石鹸職人である池田さんが製造釜ごとに実際に“試食”をして条件をクリアしたものだけを出荷するという徹底ぶりです。
ネオナチュラル製品の詳細は公式サイトからもご覧いただけます。→ネオナチュラル
