部屋の中に潜むカビなどのアレルゲンも肌ケアの大敵
湿気のこもりやすい屋内は要注意!カビは強力なアレルゲンです
お家の気密度が高まるほど、心配になるのがカビの発生です。
カビは不衛生なだけではなく、空中に舞った菌によって気管支炎やぜんそく、肌アレルギーなどのアレルゲンとなります。
クロカビ(クラドスポリウム)
屋内の壁や浴室の壁、エアコンの吹き出し口などによく発生し、見た目が黒っぽく生えてくるものの総称です。
クロカビの代表的なものがコウジカビとクラドスポリウムで、さまざまなアレルギー症状の原因となります。
ちょっとこすっただけでは完全に除去しにくいので、普段から清潔に保つことが大切です。
アオカビ(ペニシリウム)
最も一般的なカビで、胞子の色が青っぽいことが特徴ですが、白や緑がかったものもみられます。ミカンに薄い緑色のカビがよく生えますが、あれがアオカビです。
アオカビの多くは病原体になる可能性は少ないですが、アオカビの仲間のうち二形性(菌糸型と酵母様細胞の両方の形態をとる性質)のものは、比較的毒性が強く各種アレルギーの原因となります。
とくにカビの場合胞子がとても細かいので、カビが生えてしまった食品を破棄しても空中にカビ胞子が舞ってしまい、これがアレルゲンとなります。
ススカビ(アルテルナリア)
ススカビもクロカビと同じく自然界に多く存在しているカビの一種で、浴槽やエアコン内部、椅子の裏などいたるところに発生します。全体的に黒っぽく、粉状の見た目からこう呼ばれます。
このカビも空中に舞いやすく、アレルギー性鼻炎やぜんそく症状を引き起こす原因となります。
他のカビと比べススカビ(アルテルナリア)は胞子が大きく、鼻腔内で留まることで、アレルギー性鼻炎を引き起こしやすいとされています。
カビはある一種のことを指す名称が少なく、本コラムで紹介したものも複数の種類をまとめて指すことが多いです。
カビは少なく見積もっても3万種以上があるといわれ、毎年60~80種の新しいカビ菌が発見されていて、将来的には20万種ほどになるだろうといわれています。
普段からの換気や清潔を心がけ、カビの発生を抑えましょう。
カビの発生や拡大をおさえよう
カビの発生をおさえるには何といっても掃除と換気です。
掃除機をかけるときは、ほこりやダニ・カビ胞子が舞うのをおさえるため、なるべくゆっくり吸引部を動かしましょう。1畳あたらい30秒以上の時間をかけるのがベストだといわれています。
部屋はこまめに換気をし、ふとんやマット・シーツなど湿気が残りやすい寝具は、週に2回以上は干すようにするとよいでしょう。
これだけでもカビはずいぶん除去できます。
ダニの場合はこれだけでは死滅させきれないので、シーツやふとんカバーを週に1度は洗濯しましょう。
小さいお子様は肌の免疫が弱く、このころにアレルゲンに過剰に触れるとアトピー体質やアレルギー性皮膚炎の原因になってしまいます。
赤ちゃんや乳幼児がいるお家の場合は、ベッドのマット、ふとん、枕カバーにダニ防止素材のものを利用したり、アレルゲンの発生と拡大をおさえアレルギー体質の肌への刺激が少ないオーガニックタイプの洗濯洗剤や石鹸を利用するのがよいでしょう。
中でもおすすめしたいのがネオナチュラルの善玉菌酵素洗濯洗剤です。
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